子宮筋腫

新しい婦人科専門医との予約〜子宮全摘を決意

るい
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、るいです。

子宮筋腫発覚から5年。今日は、先週GP(一般医)に新たに紹介してもらった、婦人科専門医(Gynecological Specialist)との初めての予約に行ってきました。

夫は数日前に捻挫して動けず、なので1人で行くことに。なんてタイミングの悪い…。

親しみやすくとても感じのいい女医さん、40代中〜後半くらいかな。受付のスタッフも感じが良い。前のドクターのところとは大違いです。

この時点では、子宮全摘は私の中で選択肢にありませんでした。更年期も近いだろうし、手術は避けたいと思っていました。

5年前に倦怠感・疲労感でGP(一般医)を受診、粘膜下筋腫による過多月経・鉄欠乏性貧血(Iron deficiency anemia)と診断され、鉄剤を摂りながら「ミレーナ(黄体ホルモン放出子宮内システム(IUS: Intrauterine System)」を試したけど、知らないうちに外れてしまってたこと、最近さらに経血量が増え、生活に支障が出るほど辛くなってきたこと、「マイクロ波子宮内膜アブレーション」を検討してることを伝えます。

マイクロ波アプリケーターを使って子宮内膜にマイクロ波を照射、子宮内膜を壊死させ月経血を少なくする手術治療、「マイクロ波子宮内膜アブレーション」(Microwave endometrial ablation ; MEA)。ノバショア(NovaSure)の場合、処置自体は90秒で終了、多くの場合入院の必要がなく、1〜2日で回復。

前の婦人科専門医にも、子宮筋腫だけを摘出する子宮筋腫核摘出手術は、筋腫の数が多く難しい、再発の可能性が残るのですすめられない、と言われていました。今回のドクターも同じ見解。

内診後、以下のような会話を。

ドクター:「マイクロ波子宮内膜アブレーション」のことはもう調べましたか?
私:はい、インターネットで。過多月経の原因になっている4センチ弱の粘膜下筋腫、あと小さいのが5〜6個ある私の場合、この治療法は有効ですか?
ドクター:粘膜下筋腫の場合は、難しい場合もあります。
私:「処置後に、酷い痛みが続いて、強い鎮痛剤を摂り続けないといけない」「痛みが治まらず結局、子宮全摘出をすることになった」というレビューを見たのですが、本当ですか?
ドクター:はい、マイクロ波を照射する際に、周りの筋肉にダメージを与えて痛みが残る場合があります。(はっきりとは言わなかったけど、20%くらいの確率で起こるようなニュアンスでした)

思ってたより私の場合、成功の確率が低そう…。

ドクター:なぜ、子宮摘出を避けたいのですか?
私:大きな手術だし…。
ドクター:そんなことないですよ、多いときは週に4〜5回、子宮全摘出術を行なっています、私は数をこなして、経験が豊富で自信があります。

ドクターは、私が「マイクロ波子宮内膜アブレーション」をまず試して、だめだったら子宮摘出というのでも全然構いませんよ、と、決して子宮摘出を強引にすすめるわけではありません。

子宮全摘の場合は、腹腔鏡下手術で、おへそと下腹に3箇所小さい穴を開けて子宮を膣から取り出す形、手術時間は1時間〜3時間。まだ若いから(50近くですが…)卵巣(Ovary)は両方残して、子宮頸部(Cervix)と卵管(Fallopian Tube)は取ります、とのこと。卵管を残しておくと、卵巣がんにかかる確率が上がるという研究結果もあるから、との説明でした。

入院は手術日から最低2泊、3〜4泊くらいで退院する人が多い。回復は人それぞれだけど、仕事に復帰するまでに4週間くらい。手術後3ヶ月まではダンスやジョギングなどインパクトの強い運動はできません。

ドクターは、「他に何か質問はありますか」と何回か聞いてくださって、40分くらい時間をかけてもらいました。

「マイクロ波子宮内膜アブレーション」と子宮全摘出術、両方の手術に関する説明などが書かれた書類と費用の見積もりを渡され、考えてみるようにと。どちらの手術をするか決めたら、手術日を調整するので連絡をすることに。

家に帰ってから書類に目を通します。夫は、前から、根治させるために子宮摘出が良いのではという考え。私の周りのオージーもそういう考えの人が多いです。

今日このドクターと会うまでは、子宮摘出は避けたいと考えていました。が、経験豊富で自信があり、人柄も良いドクター、子宮摘出をするならこのドクターにお願いしたいと思いました。

盲腸の手術から10ヶ月、手術はもうしたくない、排尿障害などの後遺症も怖いし…、その反面、やっぱりきちんと根治して、体調を整えたいというのがあります。日常生活を快適に送りたい、旅行の際に心配したくない。そして、万が一の災害や急な日本への帰国などの際も心配事を減らしたい。

40代後半というと、更年期が近いだろうけど、子宮筋腫がある人は更年期が遅い傾向にある、ということを目にしたこともあるし…あと5年、もしかしてそれ以上の期間を今後さらに酷くなるであろう症状に耐えて過ごしていくのは体に負担がかかりすぎ。

仕事を辞めたので、休みのことを心配する必要もない。今が良いタイミングなんだと思う。で、子宮全摘出術を受ける決意をしました。明日、ドクターのオフィスに連絡を入れます。

スポンサーリンク
記事URLをコピーしました