粘膜下筋腫による過多月経対策でミレーナ装着を決断
(この記事は2014年〜2016年の記録を元に2018年に書いています。)
こんにちは、るいです。
2012年に小さくても症状が出やすい粘膜下筋腫との診断。一番大きいのが直径2.7センチ、小さいのが4〜5個。過多月経による鉄貯蔵値低下、鉄剤を摂りながら経過観察、2年経ちました。
先日(過去記事)一年ぶりの一般医(GP)による検診・検査の結果、過多月経で鉄欠乏性貧血(Iron deficiency anemia)がひどくなってきているので、ミレーナ(Mirena)を勧められ婦人科専門医を紹介されました。この一般医の奥様も過多月経がひどかったけど、ミレーナで経血量がだいぶ減って鉄欠乏性貧血が改善されたとのこと。それを聞いて、専門医にミレーナについて話を聞いてみよう!と思えました。
婦人科専門医との初診
2014年11月、一般医に紹介された女性の婦人科専門医と予約を取り初診。経過と今の症状を説明して、勧められたのはミレーナ(Mirena)、ただし粘膜下筋腫があるので筋腫の位置によって最大の効果が出るかは分からないとのこと。または、開腹での子宮摘出も勧められました。今考えると、このドクターは腹腔鏡手術を専門としない方だったんですね。この時点では、まだ子宮全摘出(Hysterectomy)は自分の中で選択肢から完全に排除していたので深く考えませんでした。筋腫核摘出(Enucleatic Myomectomy)は私の場合、筋腫が複数あるので難しく、再発する可能性もあり、出産を希望しないのであればおすすめできないとのこと。
ミレーナ(Mirena)は小さいT字型プラスチックの器具です。子宮内に装着し最長5年ごとに交換する、子宮内避妊用具なのですが、過多月経の治療にも利用されています。ミレーナから放出される黄体ホルモンが子宮内膜の増殖を抑えて、内膜が薄い状態になるので、月経量と月経痛が減少します。
”ミレーナ52mgは、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システム(IUS: Intrauterine System)です。低用量経口避妊薬(OC)の高い避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の長期の避妊が可能であるという特徴を持っています。また、過多月経の治療薬として国内外のガイドラインですすめられています。現在では世界約130カ国で、延べ約3,900万人の女性が使用しています。”
引用元:https://whc.bayer.jp/mirena/index.htm
黄体ホルモンが子宮の中に持続的に放出される…考えただけでも嫌になってしまう、ナチュラル志向が強いのと、不安神経症気味(心理療法士とのカウンセリングをずいぶん前に受け、かなり改善されましたが)なので、こういう器具が体内に入っていること自体抵抗があります。子宮摘出は絶対に嫌、できれば筋腫核摘出で…とまだ迷いが。
でも、この頃には過多月経がさらに酷くなり、前回の生理は18日間出血が続き、2〜4日目は夜用の巨大ナプキンを2〜3時間ごとに取り替えても漏れてしまい、14日目でもレバー状の血の塊が出るほどになっていました。一年前から出血がひどい期間摂っている、経血量を減らすトラネキサム酸(Tranexamic Acid – Cyklokapron 500mg)という止血剤もあまり効果が感じられないまま。
不安に思ってたことをドクターに聞いてみました。「ミレーナから放出される黄体ホルモンが、不安神経症、アトピー(現在は軽度)に悪影響を与えることがあるか?」ドクターによればそういう影響はないとのこと。
この日は、ミレーナと子宮全摘出に関するパンフレットや見積もりをもらって帰ってきました。
で、数日考えて、何をするにもしんどい状態が続いているので、どうにかしなくては、とミレーナ装着をやっと…決断。
ドクターのオフィスに連絡をし、装着日が2週間後となりました。
(なんとなく…なんですが、今回のアジア系40代くらいの女性ドクターとあまり相性が合わない…違和感を最初から感じていました。冷たい感じがし、淡々と説明するドクター。夫も初診時一緒だったんですが、同じように感じていました。)
その後1年9ヶ月間のミレーナの装着記録記事はこちらから。
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https://health-memo.net/category/uterine-fibroids/from-fibroids-found-till-decide-hysterectomy/mirena
【過多月経対策】に私が愛用して随分と助けられていたのは、このサニタリーオーバーパンツ・ボクサータイプ。155センチ、53キロくらい、下半身ぽっちゃり型なので、私はLサイズでちょうど良かったです。
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